久しぶりのブログ更新!
と言いたいがもはやこのペースが常態化しており、定型文とすら化している気がする
ここ最近色々ありすぎてブログの書き方を忘れているレベル。せっかく「チ。」がアニメ化され、これに合わせて伯剌西爾ブログを書き進めようと考えていたのに気づけばアニメも12話まで来ていた。どういうことだ。この登攀記録は完成するのか。ニーバーパッドの使用がどこかの思想に触れているのか。もっと言葉選びの綿密な思慮深さなど捨てて、幼稚なほどの純粋さをもって記述した方がいいのではないか
感動を届けるのが大切だろう。オクジーの日記のように。
ということで、ドンドン書いていこうと思う。
9月。主に小川山&ミズガキ
とにかく暑い
どうなっちまったんだこの国は。気温以上に暑い。
真冬のはずのサンパウロで一度、最高気温が33度まで上がったことがあった。これがブラジル。流石や。そんなことを感じつつ、帰国するときには羽田着の便のアナウンスで「現地の気温は33度です」と流れた。サンパウロと一緒やんと思いながらも飛行機から降りると、その瞬間に粘着質な空気が全身に絡みつき、ゆとりあるRokxクライミングパンツの内側に潜り込んできた。
2時間もするとコーデュラ素材のデニム生地が肌に絡みつき汗が吹き出してきた。20kg越えのザックを背負ってバス乗り場まで歩くだけで疲労困憊だった。気づけば70時間ほど横になっていない。ずっと座席に座りながらの睡眠だった。
とはいえまだ8月。むしろギリギリで日本の夏を感じれてよかった。そして9月。日本のクライミングシーズンの気配を感じれるかと思い、早速ミズガキに向かうと、山全体が緑色で、地面は茂った草か黒く湿った土だった。そしてこう思った。
帰ってくるのが早すぎた
そんな9月だけど、9年越しのプロジェクト ハレ 四段が登れた
これまでクライミングはムーヴである、と繰り返し本ブログで主張してきたがさらに拡張させてもらおう
クライミングは発想力である
クライミングにおけるパワーとはキュウリにおける水のようなもの。
キュウリをキュウリたらしめる5%に満たないナニカ。それが発想力だ。
というわけで、左足をnew Chimera 右足をクラックスで登りました。
とにかく手首の可動域が狭く、腕が短いJにとってハレは苦手な課題だった。
足が深いためにタメを作ることが中々できず、一定の距離までは安定して飛べるのにあと数cmが届かず延々とハマっていた
この距離までは安定して出せるため、人によってはハレを登りやすいとコメントする気持ちも理解は出来る。しかしとにかく自分には厳しかった
セッション中に「厚底靴履いたら絶対出来るわー」「リソール出したろうかな。ビブラムの30mmとかで」とずっと喋っていた。
そんな雑談から思い切ってクラックスを選択し、靴下も二重に履いて厚みを増やすという発想にいたり、ほんまに登れてしまった
固定観念に捉われてしまっていたな
ちなみに履いているクライミングパンツはウクライナ産のAnti Gravity Pants
履き心地も機能性も高いのだが、なぜか腰紐がない、というパンツ。腰のバンドだけ調整する必要があるけど、お気に入りの一着です。色々あってプレゼントしてもらいました。
ちなみにMサイズをお願いしたら腰ダボダボ過ぎて、ゴム紐を塗って幅を調整しました。
機能性としては
・膝回りはコーデュラ素材で丈夫
・ポケットが多い。ファスナーつきポケットが2つ。大きいポケット2つ。溢れ止め付きポケット一つ
・ブラシ、レーザーポイント、ペンなどを挿せるタイプの細いポケットが両サイドに
・カラビナを使ってチョークバックなどをつけれるループが背後に二つ
・まくった裾を止めるボタンとボタンループ
・ブラシを挿せるループが両サイド
右足
左足
あまりに多機能なパンツ。何で腰紐ないねん。
謎すぎる設計。ウクライナの人はウェストが一定なのか?
スカルパの水色Tシャツと合わせるとウクライナの国旗🇺🇦コーデになっていい感じです。
何度か岩場でやりましたが、正直30代にしては色が明るすぎるなと感じました。コンビニ寄った時に恥ずかしさがさらに増しました。
ちなみにスキーウェア感つよ過ぎひん?と感じた人にはブラックもあります。
クライミングパンツにしてはリーズナブルなので興味ある方は是非サイトを見てみてください。
そしてクライミングパンツ以外もたくさんあります。ビレイメガネにニーバーパッドまで。
9月はそれ以外には小川山で「ちゃっかりどん兵衛 5.12b」 をオンサイトしたり、ティルナツと甲府でチェスしてボロ負けしたり。日本の花崗岩を楽しみました。
9月がシーズンじゃなくなってしまったなー
そういえば比叡の天照登れました。タイトルに入れたけど、この話に到達するのはいつになるのか
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