ブラジルツアー② フォルタレザ

インスタ、FBで既に報告しましたが、Fortaleza V14(五段)が登れました。2019年の最大の目標にしていた課題でとにかく感無量です。地球の裏側からここまで長い道のりだったけど本当に来て良かった。


残念ながら登れたときは辺りも暗く、オートフォーカス機能が暴走してた。でもとにかく登れて良かった。ランジのタイミングにピントが合ってただけで十分や。完登後にちゃっかりダニエルウッズと抱き合った。

応援してくれた全ての方々、お世話になってるスカルパ、アングラ、その他たくさんの方々に感謝してます。

ありがとうございます

そして現地で助けてくれたブラジリアンクライマーには本当に感謝してもしきれない。

このブログは読んでないだろうけど

Muito Obrigado!

フォルタレザはフェリペによる初登時はV15だったけど現在ダニエルウッズ、シャウンラバトゥ、ジュリアカメロニ(スイス)、ファクンドベルナルド(チリ)など各国のプロクライマーがごぞって瞬殺し、V14に落ち着いてる模様

でもまぁ、正直予想してたことやった

核心のカンテのピンチ取りはザ・苦手系の動きでフクベのハッチの一手目のような、あとほんの数cmの距離、可動域の瀬戸際を延々と彷徨うムーヴだった

というか、俺以外誰もそこで苦労してなかった

最後まで応援してくれた現地のローカルクライマー”ベット”(35歳子供2人持ち)は、下部で何度も落ち、ようやくカンテ取りまで来たかと思うと、なんの苦労もなくカンテのピンチを掴んだ。

誰もが核心はそこじゃないと言っていた

何故ここまで苦手な動きをやり続けているのか、、、悲しくなった

フィジカル的な強度を求められることがあまりない課題なのでV14に下がったのは納得している

が、しかし

それでも、とにかくカッコいい


IMG_0577

もう苦手だとかV15だとかV14だとか関係ない

このラインに対するモチベーションは人生最高のラインAirstarのそれと同じ

こんなカッコいいラインを前にして、可能性を感じたままにして、諦めるのかどうか、それに尽きた


あのトール君だって苦手系のlucid dreamingに3年もかけたんだから、とにかく可能性を感じてるうちはトライするしかない


そんな思いでトライしてました

とはいえ、実際のところ初日に捻挫してから心は折れかけてた

家で引きこもってた時には「縁がない課題もあるよな」と思いながら、次の課題のことばかり考えてた。

そっちならあまり高さもないし、今の足でもトライ出来るかもしれない、前向きに出来ることを頑張ろう、と。


そんなわけで登れたのは本当に運が良かった気がする。ウバトゥバのボルダリングフェスティバルの主催者がメッセージをくれてなかったらこの時期に来てないだろうし、となればベットやリーニャと出会うこともなかっただろうし、これだけ沢山のマット、スポッターの中でトライ出来なかった

右足首は今現在もまだ少し痛くて、走ったりヒールフックに力を込めたりすることは出来なくて、スポッターなしでのトライは考えられなかった

本当に登れて良かった

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