残念ながら登れたときは辺りも暗く、オートフォーカス機能が暴走してた。でもとにかく登れて良かった。ランジのタイミングにピントが合ってただけで十分や。完登後にちゃっかりダニエルウッズと抱き合った。
応援してくれた全ての方々、お世話になってるスカルパ、アングラ、その他たくさんの方々に感謝してます。
ありがとうございます
そして現地で助けてくれたブラジリアンクライマーには本当に感謝してもしきれない。
このブログは読んでないだろうけど
Muito Obrigado!
フォルタレザはフェリペによる初登時はV15だったけど現在ダニエルウッズ、シャウンラバトゥ、ジュリアカメロニ(スイス)、ファクンドベルナルド(チリ)など各国のプロクライマーがごぞって瞬殺し、V14に落ち着いてる模様
でもまぁ、正直予想してたことやった
核心のカンテのピンチ取りはザ・苦手系の動きでフクベのハッチの一手目のような、あとほんの数cmの距離、可動域の瀬戸際を延々と彷徨うムーヴだった
というか、俺以外誰もそこで苦労してなかった
最後まで応援してくれた現地のローカルクライマー”ベット”(35歳子供2人持ち)は、下部で何度も落ち、ようやくカンテ取りまで来たかと思うと、なんの苦労もなくカンテのピンチを掴んだ。
誰もが核心はそこじゃないと言っていた
何故ここまで苦手な動きをやり続けているのか、、、悲しくなった
フィジカル的な強度を求められることがあまりない課題なのでV14に下がったのは納得している
が、しかし
それでも、とにかくカッコいい
もう苦手だとかV15だとかV14だとか関係ない
このラインに対するモチベーションは人生最高のラインAirstarのそれと同じ
こんなカッコいいラインを前にして、可能性を感じたままにして、諦めるのかどうか、それに尽きた
あのトール君だって苦手系のlucid dreamingに3年もかけたんだから、とにかく可能性を感じてるうちはトライするしかない
そんな思いでトライしてました
とはいえ、実際のところ初日に捻挫してから心は折れかけてた
家で引きこもってた時には「縁がない課題もあるよな」と思いながら、次の課題のことばかり考えてた。
そっちならあまり高さもないし、今の足でもトライ出来るかもしれない、前向きに出来ることを頑張ろう、と。
そんなわけで登れたのは本当に運が良かった気がする。ウバトゥバのボルダリングフェスティバルの主催者がメッセージをくれてなかったらこの時期に来てないだろうし、となればベットやリーニャと出会うこともなかっただろうし、これだけ沢山のマット、スポッターの中でトライ出来なかった
右足首は今現在もまだ少し痛くて、走ったりヒールフックに力を込めたりすることは出来なくて、スポッターなしでのトライは考えられなかった
本当に登れて良かった
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