8/27
この日は一日中レスト
ファビュと午後から岩場で落ち合う約束だったが、一日中雨の場合はレストするとも伝えてあるので諦めてダラダラとする
Sim契約していたものの、2日前に契約していた通信量を使い切ってしまいネットに繋ぐことが出来ず
因みに滞在していた宿にWi-Fiはない
データを使い切っても通信量の更新くらいは出来るかと思っていたが、それもネットに繋がないといけないらしい。つまり詰んだ。
ファビュから「フェリペが君に連絡を取るよ!」と言ってくれていたので、ここでネットが使えないのはキツイ
Fortalezaの街を歩いてもWi-Fiを使える場所がない
と、言うわけで街まで行くことにする
やはりバスは下記の時刻表のプラス1時間くらいで来るらしい
昼のバスを待って宿で寝ていると案の定寝過ごす、、、
結局16:30発のバスに乗って街まで行き、1レアルのコーヒと13レアルのプレートを食いながらWifiを使ってデータ通信料をチャージ
帰ろうとバス停まで戻ると、再びバスを逃す。
結局またもUber、無駄な出費が多い。。。
そして車酔いに寒さもあり、夜には体調が優れなくなる、、、これは厳しい戦いになりそう。
8/28
朝一からFortaleza
1トライ目からカンテが止まる
スタートから通しては初となる
ボンヤリと完登の可能性が見えてきた
しかしながら、2トライ目以降は一度としてカンテは止まらず。
湿度の高さからか、ホールドを一度触っただけで滑りが出てくる。
曇り空に少しばかり風が吹く
ただひたすらにトライを重ねるものの、同じ落ち方を繰り返すだけ
10時には暑くなってきて撤収を決め込む
昼寝して、午後四時からFortaleza
もはやこの課題しか見えない
そして1トライ目、いつもと右手ガストンの持ち感が違う
驚くほどに安定してカンテが取れた
逸る気持ちを抑え、集中して足を踏み替える
が、敢え無くフォール
左足がスタンスに食い込み過ぎて、上手く抜けなかった
あまりにももったいない落ち方
しかしこのトライで完全に登れる課題であると確信する
あとは時間とコンディションの勝負
そして2トライ目でもカンテが止まる!
しかし同時に右手も吐き出され、足の踏み替えに移ることも出来ずに落ちる
そこからはやはり同じ落ち方
そして左膝が痛み出す
ヒールを掛けてるわけでもなく、つま先で踏み込み右足を壁に当てて耐えているため、膝に横向きの力がかかっている模様。ここに来てかなり痛み出した
8/29
同じく朝からFortaleza
4:40には家を出る。雲が出ていたため空はいつもより黒い。元ちとせのワダツミの木を口ずさみながら海沿いを歩く
星もない暗闇で1人彷徨うように浜辺を歩くと、後ろから何やら音が、、
犬だった。情けないくらいにビビった。あんなにも分かりやすく心拍数が跳ね上がったのも久しぶりだった。よく見ると首輪をしているので、とりあえず何かあっても狂犬病の恐れはないだろうと信じつつ、足の回転を早める。
生い茂るアプローチを乗り越え岩の前で荷物を広げていると、再び物音が、、
さっきの犬がまさかの岩場までついてきていた
少しずつ空が明るくなってくると、犬の表情もよく見えて、さっきまであんなにビビってたのが嘘のように可愛いやつだった
肝心のFortalezaはカンテすら止まらず
5トライくらいすると膝が痛過ぎて立てない
クラッシュパッドの上で寝入ってる犬を撫でながら大西洋をぼんやり眺める
いわゆるかわいいかよ!って突っ込みたくなる気持ちが芽生えた。もはや死語か。
この日までに登れなければ延泊と決めていたのでチェックアウトを延ばそうとすると、既に予約が埋まっていた
近辺の宿も大体抑えられてて、安いところで一泊4500円。
いくらなんでも高すぎるので、Ubatubaの街のホステルを抑える
Booking.comで9.9という信じられない高評価を叩き出す宿を発見。一泊1000円で朝食付き、バス停にもかなり近い
迷わずにここと決める
痛みが和らいだところで撤収
午後はレストすることにする
街へ行ってお土産を買う
いろんなフルーツを混ぜた、いわゆるスムージーのようなドリンクを飲みながら「火怨 北の燿星アテルイ 上」を読了する
この文量をこんなにも早いペースで読み終えたのは初めてかもしれない。それくらい夢中になった小説だった。様子見で上巻しか買ってこなかったのが酷く悔やまれた。Kindleで下巻の購入も考えるが、ひとまずは次の小説を読め終えるまで保留とした。
そしてスムージーもとても美味しかった。Açaí とバナナとグラノーラが入っているやつで8レアル。健康的な気分になった。
そこからお土産を買いに行き、夕飯を食べ、レッドブルを買って帰宅
8/30
朝からFortaleza
膝の痛みから、せいぜい3トライしか出来ないと考え、5:10頃に出発
この日は雲ひとつない空、朝焼けに消えゆくオリオンの下をいつものように歩いていく
アップも済ませて6:00に最初のトライを開始する
久しぶりに朝日に照らされるこの岩を見て、心底登りたいと思った
が、願いも虚しくカンテが取れずに終了
体の疲れも確かにあるが、何よりコンディションが悪くなって来ている
28℃/21℃という、もはや小川山と変わらない気温
冬やんな??
結局5トライくらいだけして、8:00には膝を抱えながら帰宅
宿に戻って「君の膵臓をたべたい」を読みながらひたすらダラダラとする。
荷物を片付けつつ、ハンモックに揺られながらダラダラしつつ、16:20に家を出る
もはや3トライしかしないことを前提とした動き
風は吹くが寒くはない、気温は23℃近い、しかしやるしかない
1,2トライ目は何故かヒールが切れて、核心まで行けずに落ちた。今までと同じ感覚なのに。暑いとヒールもかからなくなるのか?
二度ほど岩盤の上に着地して、少しだけヒールの位置を修正した3トライ目
核心に突入し、右手のカチを集中して握る。カンテに手を伸ばす
今までよりかは可能性を感じるトライだったが敢え無くフォール
やはりコンディションか、、、その後の2トライは全く可能性も感じない
そして膝が痛い
バスの時間もあるので、そそくさと荷物を片付け、足を引きづりながら撤収
街に戻ってHostel Vô Vicenteにチェックインする
まさかのオーナーが日本語を話せる!
何でも日本で仕事をしていた経験があると言う
大分昔のことで、今は日本語も話せなくなってきているというが、それでも十分過ぎるほど
お子さんとオーナーと同室のブラジル人4人でひたすらテーブル・フットボールをやりつつ、しばらくしてから夕飯を食べに行く
ボリューム満点のハンバーガーとポテトを食ってから就寝
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