【Squamish④】シェルターでデッドリフトしながらプロポーズするルームサービス 〜前半

Squamish

6/27.

カナダ時間13:00 – 22:00で勤務

(日本時間で5:00- 14:00)

大移動からの連登&アプローチで流石にクタクタ

なのに時差ボケなのか、割と早く目覚める。

もっと寝たかったと思いつつキッチンに降りると、なんと朝はコーヒー無料

メチャクチャいいやん

午前中はノンビリしつつ、宿で午後から仕事

仕事してるだけだけど、あまりにも風が気持ちよくて、クライミングとか抜きにしても夏はここにいたいと思えるくらいスコーミッシュはいい

宿からの景色


6/28

タクヤ君が休みとのことで、朝イチでドリームキャッチャーをやりに行く

朝なら涼しいから大丈夫だろうと思いきや、スロット地帯が滑る。

朝露の湿気が残ってるらしい。風が吹くか吹かないかで全くコンディションが変わる

お手本のような猫パンチをしつつも、ボルダーパートをつなげることが出来たのは大収穫やった

昼には宿に戻って、午後から仕事

 

6/29 (木)

この日は休み。朝からボルダーをしに行く

朝一の公営バスでチーフに向かう予定で準備。6:50に起床。サンドイッチも用意して7:40には準備完了。

日曜に借りたレンタルパッドはまだ4時間くらいしか使ってない。こっちは既に70ドル払ってるんや。この日で85ドル。使いまくる!

と、思いきやクラッシュパッドがない

なんで!?

いや、実はこの現象は2回目

前はスタッフが「雨が降りそうだったからしまっといたよ」と笑顔で渡してくれた

雨予報も全くないことは確認済みだったが、また仕舞われたのかもしれん。8:00にスタッフが来るからバスは一本遅らせてそこで聞いてみよう。

ということで朝のスタッフに聞く

オフィスを軽く見渡す

そして一言

「クラッシュパッドないよ」

ないの???

「他のスタッフも来たら聞いてみるね」的なことを伝えてくれたが、兎にも角にも今は見当たらないらしい

マジか

マジでか

盗まれたのか

同じく外に置きっぱのスケボーは盗らずにクラッシュパッドを盗っていったのか

Climb On Equipment のワッペンが縫い付けられてるクラッシュパッドを盗っていったのか

新品で買ったら550カナダドルするのに。

弁償か。デポジット料金うろ覚えだけど、ほぼ新品と同額だったような

とりあえずないものはない

朝のコーヒーも出てきたことだし、一杯飲んで落ち着いてから行くとする

バスはネスターマーケットの前かアドベンチャーセンターから出ている5番のバス

チーフまで2ドル(支払い現金のみ)

どこで買えるのか分からんが回数券や月パスもあるらしい

さらに土日祝日はタダらしい

物価の上がっているカナダでかなり良心的な移動手段。クラッシュパッドを積むのも何も問題ないくらいゆったりとしたスペース。

クラッシュパッドないけど

何はともあれこれで移動は大分楽になった。

チーフの駐車場に降り立つと、速攻でザ・ルームに向かう

昨日の時点でクラッシュパッドが残置されているのを知っていたから

他にも岩の狭間に隠されてるサブマットを偶然見つけていたので、この2つでとりあえず乗り切る

残置マットとはいえ、やってることはドロボーと変わらない気もする。こうやって罪の螺旋は続いて行くのか

気を取り直してまずはThe Proposal V12

Rampageのラストシーンで取り上げられたクラシックなハードルート

見るからにパワフル。昔は見るだけで終わったが、改めてホールドを確認してみると登れる気がする

岩を見た時の印象がここまで変わっているのも不思議な気分

じっくりとムーヴを構築していく。右のカンテ沿いにはいくつか結晶がある。自分のサイズ、持ち感、ムーヴにあったものを選んでは試し、ムーヴを構築していく。

ドンドンとバラしていく。気づけば2時間ほどで全てのムーヴがバラせた

なんだか感動的なプロセスだった

そうこうしているとマットなしで登るレナルドというドイツ人に遭遇。さらにこのあと何度も出くわすことになる気さくなアメリカ人ディラン。

どこかDKに似た気さくなおっちゃんと、ドンドンと人が増えだし、皆んなでGolden Boy V7をセッション。

ディランは日本人の友達がいるようで、ゆっくりした英語で喋ってくれた

そんなわけでお喋りしつつプロポーザルをトライ

陽があたっては滑り、あと一手では滑り、繋がりそうで繋がらない

13:00頃、もうダメかと思い、隣のKing Swing Low V10を触る

これも昔はよく分からなかったライン

でも今触るとリップがメチャクチャ近く感じる

一回スタンドを登り、すぐにLowをトライ

そしたら登れた。何気ない完登だけど、感動的だった。10年という年月はすごい。

と思いきや、昔のブログを読むとちゃんと10年前に登っていた。やはりブログは書いておくもんやな。

そして風が吹き出す。

ここでカーボングリップのドライを塗ったくる

中間部のピンチ、カンテの持ち感はかなりいい

足上げも左足がキレることなくヒールをかけられる

ラップ持ちのホールドを捉えたあともしっかりと結晶に指を合わせられる

フィニッシュホールドのガバカチにデッドし、登ることが出来た

RAMPAGE を見た時の記憶はもうなくて、プロポーザルは一つ一つムーヴをじっくり考えて行くところから始まった。

厳密にいうと、YouTubeに上がっている左足ヒールフックムーヴはサイズ的にきつかった。

いずれにせよゼロからのムーヴ構築、各動きの繋がりが徐々によくなり、完登トライのタイミングを測って、一度はラスト一手で落ちて、、もう無理かと思ってからの完登

と、いろんなプロセスが詰まった完登だった。

そして14年の成長を感じた

そのあとはShelter V13へ移動

Deadlift V14もある岩。

するとここに大量のマットが

巨大な三つ折りパッドがいくつも、、、

そして今も風が強く吹く

というわけでShelter V13もトライしてみる

マットを積んで一手目と二手目の持ち感を確認すると、思ったよりもいい

マットを並べてトライ

フラッシュ出来た

プロポーザルと打って変わって、突然の完登

これはこれで嬉しい

V13のフラッシュは2回目

V12/13との声もあるが、最近広まってきているKAYA climbingアプリによればsolidの方がまだ多いので、きっとソリッドなんだろう

ただホールドの持ち感、持つ位置を知ってるかどうかで変わってしまうので、やはり基準次第ではフラッシュとは呼べないのかもしれない。

何はともあれかっこいいラインが登れたので、マットを片付けて移動

昔の宿題Velcro low V13を触りに行く

が、めっちゃ陽があたってる。

ここで落ち着いて日暮れを待つ

チョコチョコスタンドをやりつつも、とにかく昼寝したりブログ書いたり

そして19:00頃にトライ

が、普通に難しい

指皮がボロボロになってきたので、ここは戦略的撤退。

土日に全力を出すために、早めに撤収する。

残置マットを元の場所に返して、リュック一つで帰宅。宿に戻るとスタッフルームの窓が開いており、覗き込むとクラッシュパッドが奥にあるのが見える

もしや、と思い再びスタッフに聞くと、やはり自分のマットだった。うまく聞き取れなかったが、外に残置はやめてくれ的な感じだったので、倉庫を借りる。

倉庫は1日/5ドル。(昼間だけ一時的に保管する倉庫は無料)

最終日まであと19日あったので、95ドル払う。

弁償覚悟だったから400ドルくらい得した気分で終えた。

反省してます。

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