【Squamish⑥】the Sword of Grand wall

Squamish

Swordという単語を覚えたのはいつだったか

よく覚えている

中学生の時、友達とるろうに剣心の主題歌を聴いていた時だ

「そばかす」「1/2」「1/3 の純情な感情」など数ある名曲の中の一つ、T.M.Revolution の「Heart of Sword 〜夜明け前〜」を友達と聴きながら

「ハート・オブ・スワードめっちゃいい!」と読み方もわからずに連呼していた

のちに、Swordという単語を辞書で引いたときに、発音はスワードではなくソードだと知り

ゲームに出てくるソードってこういうスペルなんだと驚いたのを覚えている

同時に、T.M.Revolutionだけは明治幕末剣客浪漫譚に合ったタイトルをつけていたのだと知った

友達は「これスワードって読むんだー」と言っていた。

ごめん

 

7/3 (月)

この日は休みをとって、タクヤ君とマルチ

Grand Wall 8P+A0 the Left side 5.12a var 登る

宿のフリースペースにある スコーミッシュの50のクラシックルート

歩き出しは全然夜明け後。スコーミッシュの夜明けは早すぎる。

エリアをつっきり、取り付きもギリギリまで歩く

最初は5.7のスラブ。長さは35mほど。登り出しには丁度いいし、ボルトも3箇所しかないからヌンチャクも重くなくていい

3箇所!?!?

小川山のNinjaもビックリのボルト間隔。

Ninjaに比べたら階段みたいなスラブやけども

いい感じの緊張感を持ちながらスラブを抜けていくと、綺麗に二又に割れたクラックに到達する

今回は左側の5.12のクラックへ

タクヤ君の宿題とのこと。まさかの出だしのスラブが悪い。クラック核心じゃないんかい。

そんなクラックは縁から徐々に開いていく流れになっていて、最初のシンクラックがハード

途中から快適なサイズになるが、後半になると今度はフィストになり中々進まなくなる。

タクヤ君は無事RPして、自分もフォローで抜ける

40m弱の長さで久しぶりのクラックはトップロープでもしんどかった。

そのあとはThe Swordと飛ばれる5.11のクラックをリードで登る

アンダー上腕パートは問題なし。このために懸垂をしてきた。

凹角クラックパートを出来る限りジャミングしながら進み、踏ん張りながら終了点にクリップ。

The sword 5.11a RP

これは嬉しい

そこからA0ポイント。何もない垂壁をヌンチャクを握りながらグイグイ進んでいく。

足がないからひたすら上腕で引き上げていく。何だかんだで一番しんどかったパート。このために片手懸垂をしてきた!

ひらけた場所で休憩

最後は長いテラスをトラバースして帰還。ホンマに素晴らしいルートやった。

大自然に感謝するたくやくん

 

帰りに駐車場でローカルクライマーのジェイクと、ドイツからやってきた旅人レニーと挨拶。ここからレニーがドリームキャッチャーのビレイをしてくれることに。ホンマにありがたい!

昼には上がり、テンペイさんの家に寄り、Backcountry Brewing でビール&ピザをいただく

チキンもピザもメッチャ美味い。マジで美味すぎる。マジノマジデ!

Honey Soppressata スパイシーなピザ

Trailbreaker Pale Ale フルーティで超絶美味い

その後もテンペイさんの自宅で少しお喋りして終了

これだけ一日動いて宿に戻っても陽が落ちていないスコーミッシュ

ホンマに素晴らしい場所や

 

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