小豆島②~たたかい下手のシバヌマさん~

クライミング

ねぇシバヌマ、何やってるの?

コ、コスモスバイブレーション(5.14d)だよぅ

ふ~ん。ね、勝負しようよ。ムーヴをバラせたらシバヌマの勝ち、バラせなかったら私の勝ち

くっそ~赤嶽さんめ、オレがボルダラーだと思ってこのルートをバラせないと思ってるな!

















バラせませんでした

2日目は公開済みのエリア「赤嶽」へ

アプローチは20分くらいだけど、アップダウンがほとんどないので気持ちラクやった

運転中から見えてた巨大な岩壁は、到着してみると想像以上の威圧感を放っていた

方舟(5.14C)はエリアの入り口にある様子。メインエリアから離れてるので今回は触らず

エル・カミノ(5.13b/8a)があるメインエリアで登ることに

凄い空間や

とりあえずさらに奥の壁まで移動してバナージュ5.12c/dから始める

Genki君とも話したが、赤嶽はショートルートもちゃんとあるのが良い。やはり40mクラスは取り付くにはどこか腰が重い。ビッグルートもトライしつつ、気軽に取り付けるルートもあるというバランスのいい岩場

、、、スペインツアーの記憶はどこへ行ってしまったのか

バナージュはラインも景色も良くて気持ちのいいルートやった。

がしかし、マスタートライを頑張りすぎて激パンプ、もはや1日が終わった

そこからダラダラして、順番が回ってきたのでエル・カミノをトライすることに

ちょうどトライしようとしていた方が心優しく譲ってくれたので、時間はかけすぎないように、という思いで取りつく

晴天に向かってどこまでも突き抜けていくカミノ(=通り道)

どこまでも、、、

長い!

あまりに長い!

悪いところとガバが交互に来るので、必死に乗り越えては長時間レストの繰り返し

サンクコスト効果により「ここまで来たなら、、、」という気持ちで血の一滴まで振り絞り続ける。

途中巨大なフラットホールドでコウモリダブルトウからのノーハンドレストも挟む

思い切ってやってみたけど、間違いなく正解ムーブだった。誰1人賛同は得られなかった

そして最後の最後に落ちどころが用意されている。40m近く必死にやってきてこれはビビるわ。もうすでに脳に酸素も回っておらず、手順が訳わからなくなってくる

意を決してランジを選択、ギリギリでFL出来た

バナージュとエルカミノの2本を登れて満足。2便しか出してないけど京大ウォールの課題50本分くらい出したようなヨレ方をした

帰りにソーメン買って帰宅

すでに満身創痍

3日目

まずは朝イチでHikariちゃんを坂手港まで迎えに行く

ドラゴンがトゲトゲのボールの上に乗っかって回っていた

世界観がイマイチ掴めない

とりあえず壮大な物語の果てにこの世界があるのだと感じた。エンジェルさんの名前をもらった時が本当の誕生日なのだろう。

この日は赤嶽へ。今度こそコスモスバイブレーションをやる。

がしかし、到着早々湿度がヤバい。軽く降ってるし。

とりあえずOVNI「オブニ)5.14aをトライ。スペインでフラッシュしたボルダールートと同じ名前。UFOという意味

超ボルダーチックで面白い。Genkiくんにムーヴを聞いてフラッシュを狙うが、何というか、3日目を感じた。3日目のジェイはカチで指が開く

さらにはキーホールドのポケットが湿気りまくっていた。抜けれるかどうかすら怪しい状況。気合いで抜けて、ヌンチャクも無事回収。くたびれたジェイはもう一旦寝ることにする。

そして午後2時、いよいよコスモスバイブレーションに一度取りつく。

下部が色んな意味で怖すぎる!!

この序盤が安定することあるんか?強力ブロワーで一度砂を全て吹き飛ばしたい。

なんだがルートが間違ってるような気もしたので、一度降りるも、間違ってはなかったらしい。

心を落ち着かせて再度トライ。

さっきのトライは気温が高すぎた。赤嶽さん、その手にはのらないよ!

午後4時、気温が下がり出した。この勝負、オレの勝ちだ!

な、なんだって!? 太陽の角度が変わってホールドに直接陽が当たってる!さっきよりも全然暑いじゃないか!

でもここまで来たらやるしかない!見てろ赤嶽さんめ。悪いコンディションなんてない!あるのは弱さだけだ!





バラせませんでした

悪すぎる。カチ取りが悪すぎる。クリティカルする気配もない。

でもどう考えてもヌメっていたので、冬にやればきっと違うだろう。そう言い聞かせて3日目を終える。

夜は海沿いのエンジェルロードへ。普通に綺麗。

そして近くのラーメン屋へ。味は海鮮豚骨というか、独特な風味で美味い。あと島の飯がマジで美味い。海水を感じる温泉に入って、島を感じて終わった。

4日目へ続く

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