たまにはお役立ち情報をお届けしたいと思う
今は無きセンター試験でもたまに出題された「地殻に存在する元素」の順番(重量比)である。最も地殻に存在している元素は何か?
答えは酸素(O)である。
次いでケイ素(Si)、アルミ(Al)、鉄(Fe)、カルシウム(Ca)と続く
これを覚える語呂合わせがある。
オシアテカナカマ (O Si Al Fe Ca Na K Mg)である。
そう、
ただ頭文字をそのまま並べて読んだだけである。
とはいえ聞き心地がよいので、結構これで覚えられる。
本題に入る。
インスタにアップしまくったタルガソンヌや、Patonesでのリードグレード更新の前に、順を追ってマドリードの思い出を振り返ろうと思う。
08/14 深夜。こちらのクライマーの誘いにより「Zarzalejo (サルサレホ)」に行く
22:00出発
まさかのスペインでナイト。この日の気温は41°/28 °ということで、夜10時でも30度超えの灼熱
サルサレホは小高い丘の上に露出した花崗岩エリア。マドリードから50km程度で、V15まである。
そう、花崗岩の岩場である。
先程のオシアテカナカマの語呂合わせには問題点がある。5番目と7番目の「カ」がCaなのかKなのかという混乱だ。
しかしこれはスペインでクライミングをすれば一瞬で解決する。カルシウムと言えば石灰岩の主成分である。もはや本当に5位なのか?!という疑問さえ浮かび上がる。カルシウムだらけだ。カルシウムとマグネシウムがクライマーを支えている。
しかし、サルサレホに来て改めて気付かされる。花崗岩の主成分は二酸化ケイ素(SiO2)である。
そして、スペインめっちゃ花崗岩ある。
そらダントツで酸素が多いわ。
オシアテカナカマの存在比率を肌で実感できたあたりで早速7aあたりをトライしていく
インスタ直張りで↓↓
暑い。しかも花崗岩。ふやけた指皮がごっそり削がれていく
スペインの若手クライマー「Hugo(ウーゴ)」とセッションしながらひたすらトライ
グイグイ攻めていくウーゴのおかげで自分も沢山トライできた。ウーゴは今回のスペインカップのユースでも結晶に残るくらいの期待の若手。しかも岩好き。ガッツあるなー
このラインなんかはきれいな薄被りに限定的なホールドで是非とも登りたかった。
が、リップ面が全てデュアルテクスチャーのグラス面みたいな保持感だったため、全く動けず。
グレードは7CなのでV9くらい。
そんな悔しい敗退もありつつ、最終的には7Cを一本と7a+を2本登れた
Un Mundo Felizのロースタート(7C)は非常に綺麗なライン
そして最後に行ったソユーズボルダーは巨大なボルダーの下部から登る8C(V15)がある。
スタンドスタートで7B(V8)だが、指皮に限界が来ていたため敗退。もう皮膚がマシュマロ以外の触感を受けつけんかった
敗退。
情熱の国スペインらしいボルダリングだったと思う。
翌日は近くの街「El Escorial」を観光してから帰宅
まずは街の修道院の完成をここから眺めていたと言われる「フェリペ2世の椅子」へ
花崗岩を削り、椅子にして、街の完成を眺めていたらしい
そしてここはカフェの中にボルダーがある。花崗岩だらけ
街はこじんまりしているものの、きれいな通りと巨大な修道院がいい味を出している
この日は少し離れた場所で山火事が発生しており、奇妙な雲に覆われていた。真昼なのに夕陽のような赤い太陽
クタクタになりながら帰宅
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