現在、2021年2月初旬、バルセロナでは市外への越境禁止・22時以降の外出禁止・外出時マスク着用の義務化など厳しい規制がかかっており、反した場合には罰則金を支払うことになっている。
各スポーツ施設には営業禁止令が出ており、行き場を失ったJは窓の無い部屋でただひたすらにBIサービスの勉強とNetflix鑑賞という視幹細胞を殲滅しかねないブルーライト交代浴を繰り返していた…
BI = ビジネス・インテリジェンス
…かに見せて、外岩行ってました。検問をすり抜けながら。
岩場に行けなくてネタがない、なんて言ってましたが、もう嘘です。自粛期間なんであげなかっただけです。でもスペインの話だしもはやこのブログと関係ない。毎週延長される規制がシンドイ。
というわけで、スペインでの違法行為を日本のブログに載せるという海賊版サイトの所業に近い記事ですが、誰に迷惑をかけているわけでもないのでバルセロナ県警に通報することだけは見逃していただければと思います。何卒。
いや、バルセロナ市民には迷惑か。まぁ俺が行かなくても今回のパートナーは行ってた。
きっかけはバルセロナに住んでいるブラジル人「エデュ」がインスタDMを送ってくれたところから（※エデュ・マーリンではない）
マジでブラジル人神ってる！
サイクリングが趣味でもある彼はチョコチョコ県境まで自転車を走らせており、「この日なら多分検問やってないから行ける！」とのこと
場所はCan Boquet （カンボケ）。だいたいこの辺り↓
バルセロナ市街から車で約40分、トヨタとの岩質シンクロ率推定99.99%という超絶日本チックな花崗岩の岩場。てかスペイン初ボルダーが花崗岩て！
トポもネット上に公開されており、120p超えの巨大エリア
http://lamaisondelamontagne.org/topo_imp/3020.pdf
何気にボルダリングはアベトラベル以来だから2ヶ月ぶり。
この日は新型BOOSTICの慣らしも兼ねて登りました。
AM11:00という御岳でも行くことを躊躇われる時間にエデュからワッツアップで「もうすぐ準備できるよ！」とメッセージが届く。てっきり中止かと思ったよ…
12:40に市街を出発。道中まさかの県境で渋滞発生。警察が待機しており、ランダムに許可証のチェックが行われている模様。「フ〇⚪︎ク！」を連発するエデュと、万が一警察に呼び止められたら「何も知らずバルセロナに入ってしまった旅人のJを助けている」というストーリーを打ち合わせるも、どうにか引っかからずに突破する。
地中海沿いを走り、山道に向かって曲がったあとは一気に高度を上げ、見晴らしのいい峠の道を行く。
展望台からはバルセロナまで見渡せ….
ない！
ほぼ晴れ続きなのに、何故かこの日は小雨まで降る天気。
でも見晴らしのいい場所に来れて良かった。窓のない部屋でナトフリを観てるよりは全然いい。しかも、あとあと曇り空で良かったことを知る
エリアまでは徒歩3分！1番近い岩は1分くらい。この距離感もトヨタと変わらん。
岩の溜まった場所でアップした後は、ザ・花崗岩マントル課題「Ponte Nivea 7b(V8)」をトライ
一撃。確かにこれは日が照っていたらキツイ
しかし、直登する7aは敗退。笠置のお目覚めマントルみたいなマントル。不意落ちも怖かったので深追いせずにやめておいた
そしてエリアの看板課題El Poder de el Mente 7c+（V10）をトライ
Poder = power （動詞ならcan）
Mente =mental
なので「精神力」的な意味合いの課題名。SDスタート初手核心から1mくらいの地点でマントルを返すという恐怖心ゼロの課題やった。
オモロい。久しぶりのボルダリング超楽しい。
右抜けの8Aも登っておいたが、グレード差は感じなかった。
それどころか流石にV11はないと思う。トヨタの半生茶とか近いかも。とはいえあんなグレード論を書いた直後なので、あくまで片手懸垂師の方だけ参考にしてください。
その後、他の岩も少し案内してもらい綺麗な7aのラインをアプローチシューズで、というかキャンパで登って終了。
17:00に撤収したが、18:00には最寄駅に着いていた。なんて恵まれた環境なんだ。
新BOOSTIC（ブースティック）は花崗岩との相性はかなりいい。ただ旧型とは大分感覚が違う。
初めて履いた感じでは、旧ブースティックとブースターと今はなきフェローチェの３つを足したイメージ。
ブースターが好きだった人にも合う気がする。ソールはXSEdgeと固めなので、グリップ力を求める場合はブースターかな、という印象。
まだ2回しか履いてませんが、ちゃんとレビューも書きます。
豊田やな
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