The Game is afoot!

怪我してからも実は岩場には行っていた

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極東の夜空に煌々と光を放つ大都市東京。深夜に灯りの減った高層ビル群の隙間を縫うように一台の車が駆け抜ける。
彼の名はSLAB☆BISTA
一時は頭痛や不眠症に悩まされてたものの、決して愛用のクラッシュパッドに横になることはせず、遂には覚醒するに至った偉大なるクライマー
彼にとってクラッシュパッドとはクライミングギアを運ぶためのリュックサックであり、岩場でランチを取るための座布団であり、食後の一眠りにときに挟まるための布団であり、登攀対象の大きさを伝えるための対比物でしかなかった
ヘタることを知らないマットは、ウレタン3層構造の意義に疑問を持ちながら、この日も彼のスタイルを損なわない範囲で岩登りをサポートすることになる
246号沿いのコンビニで合流して、深夜割引終了間際に滑り込むようにETCゲートを通過した
行き先はトヨタ
蒼茫とした西の空へ、夜明けを焦らすように車を走らせる
AM8:00 エリアに到着
まずは夜光虫の岩を見に行く
情報だけ聞いていて見たことがなかったので辿り着けるか不安だったが、どうにか見つけることが出来た
左手のカチを避けることなど到底出来そうもないライン
さらに前日の雨のせいかリップも濡れている
てなわけで見ただけで移動
太刀のエリアへ
太刀の向かいの登られてるのかどうかよく分からないスラブをアップで登る
SLABBISTAが安定して登るのを見てから取り付くと、存外にマントルが悪かった
脳天から落ちるかもしれない恐怖を味わいながらマントル。登れたからこそ言えるがいいラインだった。一時的にパキッてるのを忘れられた
太刀は当たり前のごとく無理
Bistaの太刀トライとタタラトライを応援して、しばらくしたところで梟城址へ
The Game of Deathを探しに行く
散々迷って到着
さすがにトポの情報が違い過ぎてて焦った
遊歩道を歩いてロープが見えてきたら曲がる、とあるが実際の曲がるタイミングはロープが出現してからもしばらく歩いてからだった
体感でも100mは歩いてると思う。ケルンが積んであったのでそれが目印
そしてようやくトライ回避
チャリチャリと結晶がこぼれてくる
が、基本的に持ってるのはカンテなので、指には優しい
「全ての不可能を除外して最後に残ったものが如何に奇妙なことであってもそれが真実となる」
ということで、グレードはg(三段)なのに、これだけはマトモにトライ出来た
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The Game of DeathをトライするBistaさん
無数に散らばる結晶。ほぼどこでも持てるホールド。論理と推理の実験劇場を繰り返し、検証を繰り返した上にムーヴは固まった。
そして、、、最終的には持久力不足で敗退
指の痛みじゃなくて、サボりによる持久力不足で敗退した
怪我で腐らずにちゃんと登っておけばよかったな
次回行った時にもう一度ムーヴを思い出せるかが核心
あとスタンスが消失してないかどうか
帰りにトヨタの「日本で3番目にデカ美味い」と謳われた唐揚げ定食を食べてから帰宅
マジでデカかった、、、
小サイズにすればよかった。小サイズっていうのは唐揚げのサイズじゃなくて個数のことらしい。
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いつかシャンバラ登ってご飯大盛りで食っちゃる!

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