10/31 瑞牆へ
メンバーはFukuzawaさん、ゾエぽん、トネギ
いつかの小川山メンバー
https://jclimbing.com/11年の歳月を想う/
雨男疑惑を払拭するかのようなどこまでも晴れ渡る蒼天
ずっとやりたいと思っていた”蒼天攀路(の3ピッチ目 5.12a)”を登ってきた
AM3:00 Fukuザワさん&Zoeポンをピックアップ
AM4:00 トネギ ピックアップ
という意識の高さが窺えるスタート。澄みきった夜空に浮かぶブルームーンに向かって中央道を駆け抜ける。
6:30 瑞牆到着
駐車場は7割近く埋まっていた
みんな意識高すぎひん?
さらに気温は0℃、もう車から出れん。
ウダウダしてても仕方ないので、7時にアプローチを開始する。
末端壁あたりで暖まってきたのでダウンを脱ぐと、既にFukuザワさんは半袖になっていた
道中に落ちていた腕につけるタイプの防具を拾って試しに装着してみたり
ガレ場から小ヤスリ岩を眺めつつ休憩
蒼天攀路でリードデビュー(※予定)のボルダラーZoeポンは「マルチってこんなアプローチ遠いんですか?」と疲れ切った表情でつぶやいていた
いや、そんなことないよ
そして蒼天攀路の3ピッチ目だけをトライしたい場合は、白砂の広場から回った方が良さげだった。一度は蒼天攀路1ピッチ目の取り付きに出たけどトポのトンネルがどこかよく分からず、一度引き返して白砂から回る。結果アプローチ2時間。過去最長。
どうにかして取り付きまで到着すると、まさかの先着パーティがいた。もう小ヤスリ岩もビックリの意識の高さやで。
AM10:00 トライ開始
1人目 J
足を滑らせたら死ぬだろうなっていうアプローチを慎重に移動し、取り付きまで行く。結構ドキドキするやん。
そして一歩目でビレイポイントの棚から外れるという高度感満点の滑り出し。大分怖いやん!
全くオブザベ出来ないので現場処理で探りながら進んでいたら、カンテを巻いたところで悴みとパンプがピークに達する。マスターオンサイトを賭けたトライだったけど、安全を考慮して一度テンション。悔しい。待ってる間にアップしとけば良かった。
その後も中間部でもう一度テンションかけて、計2回のテンションで上まで抜ける。
トップアウト後の景色が最高すぎる。
2人目 フォローでZoeポン
が、中々登ってこない。どうやら取り付きで既に恐怖心がピークに達していた模様。「今まで生きてきて1番怖かった」とのお言葉をいただく。
3人目 フォローでFukuザワさん
順調に抜けてきた。途中身をのり出しての撮影。上からのアングルもいい
一旦懸垂下降で取り付きに戻る
4人目 トネギ
本人曰く100万回テンションしてのトップアウト。サイコーの景色だったと言っていた。ちなみにビレイヤーはJ。40分間のトライと考えて0.0024秒に一回テンションをかけていたことになる。いつしかテンションを取る速度は音を置き去りにしていた。陽が…暮れていない!気付かぬうちにワールドベストビレイヤーに近付いていたのかもしれない。#2
そして最後にもう一便出させてもらう。
FUKUザワさんもトネギも山頂にいるため、ビレイヤーはZoeポン。人生で1番怖い場所でビレイまでお願いするという無茶振り。
無事レッドポイント出来た。「Jさんは落ちないって分かってたからビレイ出来ました」と嬉しいことを言ってくれた。結構ギリギリだったよ?
四つ星どころか五つ星つけたくなるようなルートやった。
気づくと15:30。1便あたり1時間計算。過去最高に時間の流れがバグっていた。重力に異常をきたしていたとしか思えない。
そして今更ながら、この日はメタフォースのお礼をするためにトネさんの「春うらら」のトライをサポートする予定だった。急いで末端壁に戻るが、無情にも陽は沈んでいった。祈る時間すらない。
次回に持ち越して小川山へ移動。氷点下のキャンプ場でFukuザワさんの料理スキル全開のBBQをしながら夜を過ごした。
「最高に美味いっすね」というZoeぽんのクチビルは震えていた。
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