【Margalef】5.15aしかバラせない!①

スペイン

スペインに来てはや2ヶ月半

ようやく来れた

マルガレフ - Margalef –

今回はウルグアイ出身のセバスチャンが誘ってくれた。つい先日Bumaye(ブマジェ) 8C+ 5.14cを登ったパウと行くとのこと。

残念ながら席は埋まってるが、来れるなら現地で一緒に登ろうとの誘い

つまり、ビレイパートナーはいるが現地に行くにはレンタカーを使わねばならない

警察に見つかれば600€というリスク

しかもミッション左ハンドルでバルセロナ市内脱出というSCRAPもビックリの脱出ゲームをソロプレイしなくてはならない

しかし、仕事の合間にマルガレフの動画を見るたびに

それら全てどうでも良くなる程に行きたくなってきたので

単身行くことを決意

3/13,14でレンタカーを借りて出発した。

少しでも警察を避けるため、パウたちの後ろを着いていくことにし、市内のガソリンスタンドで待ち合わせする。

ちなみにパウ達はサポートメーカーに作業依頼書を作ってもらい、規制圏外に出るのは「あくまで仕事」ということにする、とのこと。この書類も厳密にはバルセロナ市役所が発行したものでないといけないのだが、ワンチャン適当な警察なら誤魔化せるからそのカモフラージュ用に作ったらしい。俺にも作ってもらえないっすか?テルさん??

レンタカーはいつものrentalcars .comで検索したところバルセロナ空港かバルセロナ・サンツ駅近くのRecordがダントツで安いのでここにする。

Pardon Our Interruption

全ては順調に進んでいるかに思えた

天気予報も完璧。調整もいい感じ。

水曜日なんかはジムで登ってても調子が良かった

が、しかし

仕事の進捗が悪く(※バルセロナでテレワークしてます)

調べものしてはマルガレフの動画を見るを繰り返していたところ

なんだか前日から頭がぼ~っとしだす。

なのに、楽しみすぎて寝れないという子供のような状況に。

結果、明らかに体調が悪い。何なんだこれは。

とりあえず熱はない。兎にも角にもここまで来たら行くしかない。ということでレンタカーのオフィスに向かう。

と、今度は日本の免許証を部屋に置いてくるという事態が発生。

そういえばそうやった。国際免許証だけ持っててもあかんかったんや。海外でレンタカー借りるの3年半ぶりくらいだから忘れてた。こうして、パウ&セバスの後をついていくというプランは即頓挫した。

1時間くらいかけてオフィスと部屋を往復し、ようやくレンタカーを借りれた。サービスで返却時間を1時間伸ばしてくれた。お姉さん神ってる。

市内も無事抜けることができ、快晴の中マルガレフへ向かう

途中休憩。水を買う

2時間半ほどで「El Laboratori -ラボラトリ-」に到着

アプローチ0秒という奇跡。その気になったら運転席からビレイ出来そう

スペインのローカルヒーロー「Pol Roca」にも出くわした。まさかのBoulcom東京に来たことあるらしい。

最近アダム・オンドラがトライしている9Cプロジェクトもラボラトリのこの辺りのライン。

El Toro Salvaje | Potential 9c Project | Commented by Adam Ondra | Margalef, Spain

顕著なガバから次の4つのラインに分岐する高難度密集領域
Bumaye 8c+ 5.14c
El Potro 9a 5.14d
First ley 9a+ 5.15a
First Round First Minute 9b 5.15b

First leyはFirst Round~のラインを登り、後半で左に抜ける。(上の画像の赤いライン。右に曲がり出すところを左へ)

ブマジェはトポにもおススメと書かれている上に、ボルダラー向けというのでトライしたくてたまらなかった。

到着して早速パウに挨拶。そしてブマジェをトライしたいと言うといきなり横リーチを聞かれる

これは、、、そういうことか。動画を見て薄々覚悟はしていたが。

168と伝えると「最後にモルフォムーヴがあるから厳しいかもしれないけど、きっと出来るよ」とのこと。

一旦「Sarau nocturn 8a (5.13b)」をトライ。アップも兼ねてムーヴバラシながら登ってみると、下部でV7をやって、そのあとはV3を登り、最後にカチを握って一手出す、といったボルダラー向けライン。

降りて即つなげトライ。無事RP。

 

そしていよいよブマジェへ。初手から落ちる。こんな悪いんかい。パウ曰く一番悪いムーブの一つとのこと。皆やっている手に足トウは出来ないので、手に足ヒールで解決。そして中盤はとにかくコルネをうまく使った気持ちのいいボルダーセクション。

ツルツルの足が曲者だけど、クリップも怖くなく、かなり楽しいライン。順調にムーヴをバラシ、垂壁パートに到着。すると、明らかにデカいガストンガバ穴に向けて左手を出す場面に出くわす。

ここが一切できん。ガバを止めることは出来るが、右手を放すとそのまま落ちる。足もよくない上にパツパツすぎて上手く皺を踏めない。

なんてこった。ラストと決めたトライで右手を解除出来たものの、手を寄せきれずにフォール。

一瞬で肩が筋肉痛になった。

El Potro(9a)をトライしているパウと話すと「こっちはモルフォムーヴはないよ」とのこと。しかし、一本指ポケットにデッドという超絶嫌いなムーヴが待ち受けている。

このモノポッケはアダムオンドラ曰く「Quite Good Mono」らしいが、過去5回ほどパキリにパキッタ俺の左手の腱は日向に放置した輪ゴムくらいダルンダルンなので、やめておくことに。

第2関節までかかるくらい深いポケットらしい。とはいえスペインツアーが終わるリスクの方がデカい。

もう一度ブマジェをやろうかとも迷ったが、どうしてもやりたいルートがあったので、そっちをトライする。それが「First Ley 5.15a」

というのもFirst Round First Minuteの動画を観てると、このコルネ沿いのムーヴが明らかに好きな動き。ラインも綺麗。マルガレフにおいてカチとピンチがメインとなる珍しいルート。

さらにFirst Round~だと最後にモノポケットが出てくるが、First leyではそこは使わない。つまりいいとこどり。

そして

まさかのバラせた。こんなに得意で、かつトライしていて楽しいルートに出会えるとは。

とはいえ15aは流石に悪く、繋がるイメージが全くない。18手くらいのV14をクリップしながら登ってる感じ。あと後半の7Cくらいのパートでも全然落ちれそう。滞在中にどれだけトライ出来るのかって感じ。それでも、1週間経った今もFirst leyのことばっか考えてしまうくらいにハマった。

その後、ケイブの中にあるSikau tot 8aをセバスとトライする。途中サノダイキみたいなノリのオーストリアの15歳に出くわした。ヤンチャすぎる。そして8bとか登ってる。普通に強い。

心配していた体の調子は予想通り悪く、First Leyのトライを終えたあたりからアドレナリンが切れたみたいで何も出来なかった。ルーフの8aは最後のプチ核心で落ちた上に、2便目を出す気力もなく終了。

エリアでぼ~とみんなのトライを眺めていると、真っ黄色の車がやってきた。まさかのアレックスメゴス登場。ロックランズといい、何気に岩場で出くわす率高いな。

 

クライミングを終えたあとは少し離れた駐車場に移動し、キャンピングカーの中でトルティーヤをご馳走になった。

当たり前だが、スペイン人5人の会話は何一つ理解できなかった。リスニング頑張ろう、と誓った瞬間だった。

レンタカーの後部座席に丸くなりながら就寝。一日目終了。

 

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