【Espichel】ユーラシア大陸のすみっこのキングライン

Portugal

シントラボルダーで登っていると、フィリペというクライマーからメッセージをもらい、「Espichel(エスピシェル)に行かないか?」とのこと。

(※ポルトガル語でch の発音は”シュ”、例Churrasco = シュラスコ)

場所はこの辺り。

最西端はロカ岬だが、ここもまた大西洋に突き出した岬

MEIO MANGO - Cabo Espichel

エスピシェルはあくまで岬の名前らしく、エリアの名前はMeio Mango

というわけで1/18(火)フィリペの車でエスピシェルへ向かう

小田原付近をドライブしているかのような道を通り抜け、海原から150m程の高さの急峻な崖の上に車を停める

ここから降りていくとのこと。マジか

5.6-くらいはありそうなルートをクライムダウン。オレは懸垂下降で。

海岸沿いに立つと綺麗な岩壁が見える。

さらに奥に進む。

普通なら1000円くらい取られそうなジップラインのアクティビティをこなして崖を渡る

楽しすぎるやろ

そして現れるケイブ。

カッコ良すぎるやろ

 

というわけで、すみっコぐらしのメンバーに入れるにはイカつ過ぎるラインのSkunk 8a+をトライ

次の日にプロジェクトのトライを控えていたので抑え気味に登る予定だったが、このラインを前にして我慢出来ないくらいにはクライマーらしい

フラッシュトライで死ぬほどパンプした

奥まで抜けるSuper Tormentas 8bも確認しておく。Skunkの終了点からさらに7aくらいのボルダームーヴをこなしてトップアウトしていくルート

良すぎる

2トライ目、あわよくばSuper Tormentasをと思ったが、結局は終了点で手繰り落ちするかと思うレベルのパンプをしながらどうにかSkunkをレッドポイント

ジムで長物やったりはしていたけど、久しぶりにちゃんとリードをやると全然違う。ガバで指が開いてくる。

まだ午後3時だったが翌日プロジェクトを控えていることと、背中も痛いのでやめておくことにした

ポルトガルの9aクライマー「アンドレ」が直登プロジェクトをトライしてるのを眺めて終了

ちなみにSkunkは動物の方ではなく、薬の名前らしい。鳳来のガンジャといい、何故ルート名には危険な名前が使われるのか。

うっかりバンされてまうわ

大西洋に沈む夕焼けを眺めながら撤収

 

1/25(火)

再びEspichelへ。

ケイブ手前の人気エリアの7a+でアップ

思いの外悪く、結局パンプする

フィリペと話していると、エスピシェルはスペインの有名エリアに比べて辛いとのこと。

確かにSuper Tormentasは8Bにしてはやや悪い

実際8B/+というコメントもある

早速Super Tormentasを1トライ。今回は安定してSkunkの終了点にクリップ出来たが、その後のカチが保持れずにフォール

しかし1トライ目にしてはいい感じ

2トライ目

諸々のムーヴも修正され、終了点にクリップした際に「これは行けるな」と感じるくらいには余力があった

そして核心のアンダーホールドを掴む

が、マッチする前に足がスリップしてしまう

まじかーーーーー

これはかなりショックだった。若干のヨレがあったため、少し上体が持ち上がってしまってたらしい

そして3トライ目、足先に全力で集中してキョンをかます

気合でアンダーホールドをマッチし、レストポイントへ

あとは基本的にガバだが、絶対落ちたくないためジャミングしながらひたすらレスト

そして終了点にクリップ

この退屈な動画をフルで見ることは中々ないと思うが、ラインとロケーションの良さが伝わってほしい

1年強に及ぶヨーロッパ滞在の中でも、爽快な一本が登れた

直登プロジェクトもトライしたかったが、翌日もボルダープロジェクトのトライを控えているので、ここでやめておく

16:30に撤収して17:30に帰宅

本当にアクセスいいな

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