【Margalef】世界最難の壁「フィネストラ」① ~17歳の気遣いに劣る31歳~

スペイン

マルガレフに行った話

ブログ放置している間にもマルガレフに行っていた

 

3回も

 

クライミングブログなのに、クライミングが一定量を超えると逆に書く気力が失せるこの現象はなんなのか。名前はあるのか。

5/8 (土) パパさんと二人でマルガレフへ

リッチというクライマーからも誘われ、パウも来ているとのことで意気揚々と向かう

しかもエリアはずっと行きたかったエリア「FINESTRA(フィネストラ)」

そう、あのPerfecto Mundo 9b+ (5.15c)があるエリア

 

もう少し全景がわかる写真撮っておけばよかった...

 

もちろん来たかった理由はペルフェクト・ムンドを見たいだけではなく、10年前に一度来たエリアだったから

マルガレフで唯一登ったエリアがここであり、しかも初めて生でクリス・シャルマを見た日でもあった

 

当時頑張って登ったAeroplastica 7C+ (13a)の動画がYouTubeにあったので見返してから向かう

 

Aeroplastica 7c+,Margalef

 

2011年当時、どっ被りの壁にはまだ2本くらいしかラインは引かれておらず、生シャルマのトライをひと目見ただけで、自分は一生トライすることはない壁だと思っていた。10年たって再び来ることになろうとは

今では8C/+から9b+まであるので、どれか一本くらいトライしたいところ。てか一番やさしいラインで8Cて

 

とりあえずAeroplastica 7C+ (13a)の岩に向かう。ビショップのアタリみたいなスタートの6Cを再登。Aeroplasticaはやらない。10年前のJが思いの外がんばりよるから。

 

Flash Over 8B/+ (13d/14a)をトライ。Top10マークがついているのでトライする。結局このマークがついてるやつが楽しいということを学んだから。エスパデージェスのエリアで。

 

Flash Overのすぐ横のNina mala 8B(13d)をトライする女の子

すぐ横のNina Mala(直訳で”悪い女の子”)もTop10がついているが、パウから「核心は一本指でランジだよ」とのこと。スーパーボール掬いのヒモ並にかよわい腱を持つJの指には刺激が強すぎる。

 

 

Flash Overを上まで抜けるも、すぐに登れる気配はない上に、15時から陽が当たり出すので一旦保留

そしてお目当ての被り面へ。こちらはずっと陰っている。

 

まずは一番やさしい「Victimes del passat 8C/+ (14b/c)」をトライ。

 

 

  

このルートは途中に終了点が一つあり、そこまでだと8C/+(14b/c)、そこから2つ目の終了点まで行くと8C+(14c)になるとのこと。メタフォースみたいなもん。

そしてこのラインがなんだかんだで被り面のど真ん中を抜けていくラインで、個人的には一番魅力的。

しかし後半パートに1本指でマッチしなくてはならないポケットが出てくるとのこと。

 

なのでひとまずは1つ目の終了点まで目指す。

 

いざトライしようとしたところ、TNFのジャケットとそれに引けを取らないオーラを纏った女性クライマーが現れる

 

事前にマサさんから情報を聞いていたアンジーだとピンときたので声をかける。「マサ?…ごめんなさい、わからないわ,,,」というマサさんにも申し訳ない巻き込み事故を起こしながらも、日本から来たクライマーだと自己紹介し、少し会話させていただく。するとアンジーは「Victimes del futur 9a (14d)」をトライしているとのこと

  

 凄すぎる。。。そしてVictimes del futurは前半部が同じなので、アンジーがムーヴを教えてくれた

 

なんやかんやで1ピッチ目は解決。ダイナミックな動きが多くて、動きも面白い。が、しかし2ピッチ目にモノポッケマッチムーヴ。上まで抜けたいのに。

耳をなめられながらムーヴを振り返るJ

 

 帰り際にもう1便出したところ、ポケットがスっぽ抜け、皮が思い切りめくれて終了。

 

 5/10(日)シノさんも一緒にフィネストラへ

 

フィネストラのいいところは、駐車場に4+~7b+までのやさしいルートもしっかりあるところ

 

 

 

 

 

 

 それらすべてを無視してメインウォールへ

 

 

ほんとすいません。。。 

 

ただメインエリアにもTop10マークがついた「Magrana 6B+」があるので、こちらを皆でトライ

とにかく壁がボコボコしているため、手も足も選択肢が多すぎる。しかし、どれもしっかり効かせつつ、踏みつつ登らないと疲れる名ルート。登りこめば登りこむほど上手くなれそうな感じ

 

パパサンもIngravitus 7a+をトライ

 

 そのあと早速「Vicitimes del passat」。アンジーがビレイしてくれた。多分おかげさまで3手くらい伸びたと思う。つなげてくると中間部のクリップがしんどい。

そのあとアンジーの「Victimes del futur 9a」をビレイ。メチャクチャ上まで行ってた。しかもJが吠えながら突破した下部を極めて淀みなくこなしていた。少し恥ずかしくなった。

 

 ポケットでめくれた箇所も痛いので、もう一つ気になっていた「Via del Quim 8b+ 14a」をトライ。するとこちらもアンジーは登っているとのこと。まじ強いやんけ。

そして「良ければムーヴ教える?オンサイトする?」という気遣いを挟んでのアドバイスをいただき、秒でムーヴを教えてもらうことを選択。フラッシュ狙い。

 

 結果、下部の核心は成功したが、粘りきる力はなく、終了。

 

Via del QUim (奥の白いシャツ)

 なんだかんだでもう一便出して、ムーヴのおさらいをして終了。

 

とりあえず2日間フィネストラで登って、この「Victimes del passat 8C/」は登りたいと思えた。

 

帰りに素晴らしい虹を見る

アンジーの気遣いが素晴らしすぎたので、帰りの車で少しそんな話をする。まずオーストラリアのイメージを覆してきた。グランピアンズで会ったミッチとか、ロックランズで会ったマティアスとか、そんな繊細な人ちゃうかったやん。

そして日本人相手だからか、英語を丁寧にゆっくり喋ってくれた。リスニング力に難ありのJにはこれが一番ありがたい。ネイティヴと会話できん。

最近17歳になったばかりで、年齢的にはJKだが、すでにハイスクールは終えて専門学校に通っているとのこと。超人か!

というか17歳という事実に衝撃。2日目の終わりに知ったが、ずっと20前半かと思っていた。

 

何はともあれいい人過ぎるので応援してしまう。今風に言うと「推し」ってやつ。海外若手推しクライマーを聞かれたらアンジーって答えることにする。

 

そんなアンジーの素晴らしさを車中で振り返ったところ、「ルートから降りてきたあと、靴を持ってきてくれる」という気遣いを思い出す。そもそもJが今まで「降りてきたクライマーに靴を持っていってあげる」なんてしていたか怪しい。してないかも。これが31歳。トッケビといい、17歳から学ぶことは多い。

 

翌日サムツアーで早速実践しようと心密かに唱えるものの、誰一人として被り壁をトライすることがないのでそもそも靴を持っていく機会がないことに気づいた。

 

日本戻る頃には忘れてるな。

 

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