愚者を旅に出しても愚者のまま帰ってくる

ロックランズツアー中とか前後に読んだ本の話

・陽気なギャングが地球を回す

-伊坂幸太郎-

Kindle買ってからアマゾンプライム読み放題プラン月額980円に入会してるけど、確実に元は取れていない。。

最近はゴールドジムもロクに行けておらず、ビジターで良かったのでは?と思うレベル。

その上にサービス残業だらけではシャレにならない。。

とりあえず元ととれてないものは解約しようかなー

そんな気持ちのこの頃だけど、この本は読み放題プランに出てきたのでダウンロード

シンプルに面白かった

読み放題プランでも過去の名作とか結構出てくるから、頻繁に読書出来ればアリなんだよなー
まぁ定額制のサービス全てに共通することか。

話の内容は個性豊かな4人組が銀行強盗する話

というか、銀行強盗中にトラブルが発生して、盗んだお金を横取りされて、どうにかやり返したりする話

屁理屈みたいな理屈と軽妙な言葉のやりとりが続く、伊坂幸太郎らしさ全開の作品

作品がでたのも2003年くらい

代表作とも言われるだけあって良かった

自閉症の息子を持った主人公の背景とか、その病気に関する社会的な認識と伊坂幸太郎の見解を描きつつ、その特徴を使って物語にアクセントを加えてくるあたりも流石

「愚者を旅に出しても愚者のまま帰ってくる」は作中の章のタイトル

「それな!」って言いたくなるくらい言い得て妙な言葉やと思った

読んでると勝手にメッセージ性とか言い出したくなるけど、巻末で作者は

「あまり頭を使わないで済む内容であれば 、そちらのほうが好ましいです 。〜 〜 〜 社会性というものはあってもいいですが 、なかったからと言ってあまり気になりません」

とコメントしてるくらい、気楽に読める作品

メッセージ性がどうこうとか、感動を押し売りされてる気がする作品より、とにかくエンターテインメント性の高い作品が読みたい!
なんてときにオススメ

・トロイメライ

-池上永一-

自分の中の過去に読んだ小説ベストワンの「テンペスト」スピンオフ作品

王宮のドロドロした世界を描いたテンペストと対称に、那覇の下町の岡っ引の青年が成長していく上で出会う、奇々怪界な事件と心温まるエピソードを幾つも重ねた、ほのぼの系小説

ここ最近読んだ本の中で1番良かった!

テンペストを知らなくても全然読めるし、池上永一の作品をオススメするならこれかな!って感じの小説

最後、主人公が幼いころからお世話になっていたおばあちゃんを再訪するエピソードは、めっちゃ感動した

でも個人的には身売りされた3人の子供が大人になってからの再会を誓うエピソードがお気に入り

・獣の奏者

-上橋 菜穂子-

全4編の超大作

といいつつまだ読み途中。ただいま4編の中盤という、、クライマックス間近なのに進まん。。

内容はファンタジーで、設定がかなり作り込まれてる!

王獣と闘蛇という、神聖な生き物を巡って繁栄をつづけてきた王国のその歴史の謎に迫る主人公エリンの思考力が凄い

こんなに仕事ができる主人公も凄い。。。

主人公の一族が使える禁じ手「奏者の技」は王獣や闘蛇を音で操る技

はるか昔に禁忌としたはずのこの技を、エリンは国を守るため使うことを決意する

知識豊富な作者の、動物の知識をフルに応用してるんだろう世界にどんどん引き込まれる

最初は「結構面白いなー」くらいの気持ちだったけど、作り込まれた世界の謎がゆっくり紐解けていくうちに、気付けば最終章まで来てたような、惹きつけられる作品だった

クライマックスが楽しみ!
願わくばハッピーエンドがいいのだけど

・ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ

行きの飛行機で見た映画

説明の余地が特にないほど、ただただ面白かった

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