新型ブースティック

レビュー・感想

いよいよ発売!

文字通り一足先に試させていただいたので、レビュー致します。

スペインで何度か履いてみた感触として、新型ブースティックは花崗岩などの粗い岩質における本気シューズになりそうなくらい非常に感触の良いシューズです。

かなり気にっています。

お気に入りのポイントは

●ダウントウなのに快適な履き心地

●掻き込みしやすい形状

●結晶に立ち込めるつま先の強さとベルクロのフィット感

●ヒールの安定感

などなど沢山あります。履いた瞬間から「これはいい!」と思えるフィット感がありますので、興味を持っていただいた方は是非ジムなどで試し履きしてみてください!

またサイズは旧型と同じ38.5にしました。自分はこのサイズでばっちりでした。

インスティンクトVS WMNは38、ドラゴLVやフューリアは37.5を使用しています。

靴の外観 & 旧型との比較

まずは外観を載せていきます。

ラバーは剛性が強いXSEdge。

安定の一枚ソール。個人的にソールを分離すると足を反りやすくなる反面、立ちこむ際には押し返す力が必要になるので、結晶立ちこみ系のルートにはこの作りの方が安心します。

ただ、旧型に比べダウントウは強くなっているように感じます。特に土踏まずのアーチが強くなっています。

そしてヒールが少し柔らかいです。

ベルクロは2本。前方のマジックテープの幅が何故か広くなっています。

つま先に近い位置で締めることにより、より力を逃さず結晶に立ち込めるような気がします。逆に足首側で締めると指先を反らすような感覚を保てます。が、正直気のせいかもしれません。

この作りにそういった意図があるのかどうかも分かりません。今ロクスノで話題のテル君に2月頭くらいに訪ねたところ「調べてみます」という返事をいただきました。今も必死に調べてくれているのでしょう。きっと。

また、やや足幅は広いです。下の写真左側がドラゴLV、右側がブースティックです。

ちょっとわかりにくいですが

前方の横幅が結構広めです。

使ってみた感想

履き心地が良く、掻き込みやすい

履いた感触として、旧型とは「結構違う」と感じました。一枚ソールの安定感はあるものの、記憶のブースティックよりやや柔らかく、かつダウントウが強めに感じます。今までスカルパシューズを履いてきた感覚から言うと

「旧ブースティック」「ブースター」「フェローチェ」の3つを足したイメージです。

特に足を入れたとき、自然とダウントウの形になるところはフェローチェを思い出しました。

ブースターが好きだった人にも合う気がします。ソールはXSEdgeと固めなので、グリップ力を求める場合はブースターかな、という印象。

そしてその作りから、掻き込みとエッジングの性能が非常に高いです。

さらに、履き心地がとにかくよかった。足の甲にフカッとした素材があたる。前方部の横幅も広めなので、固めの靴のはずなのに履いていて辛くない。

ただし、土踏まずのアーチは強めなので偏平足の方は試し履きをお勧めします。

また結晶やエッジングをとことん追求したい、という方はサイズをハーフ下げてもいいかもしれません。

余談ですが、昔九州ツアーでたまたまDKに出くわしたときにシューズの良さについて聞いたところ「履き心地」とだけ返ってきました。履き心地は大事です。懸垂師の自分が言っても説得力がないと思うので、日本一のスラバーの言葉を借りて言います。履き心地は大事。

結晶に立ち込めるつま先の強さとベルクロのフィット感

もはや言う必要がないくらいの安定の先端です。スペインに来てから予想以上に垂壁ばかり登っているのですが、この前登ったGordax(5.13b)は35m垂壁で尖ったホールドが続くルートでした。

35mのロングルートもブースティックの履き心地と爪先で快適に登れます。

またカンボケという花崗岩エリアでスラブも登りましたが、結晶負けもしませんでした。

ベルクロの締まりもよく、ヒールや爪先に力を入れたいときにはベルクロの締め具合、締める位置を調整しています。この調整によって、一日登っていても非常に快適にクライミングが出来ます。

花崗岩マルチピッチにも使えそうな気配を感じます。

El Poder de la Spider Joan 8a, Can Boquet, Spain

フック性能の高さ

ヒールの柔らかさに最初は不安を覚えましたが、いざエッジにかけてみると剥がれる気配はなく、フリクションもよかったです。とにかく硬さが欲しい!という場面でどうなるかは試せていないですが、細かいエッジへのヒール、面へのヒールともに文句のない良さです。かなり強めに体重をかけてもソールが負けません。

抱え込み系の強傾斜カンテ課題でも活躍しそうな予感。

また、ジムで試しただけですが、トウラバーが予想以上に良い感触でした。一本目のベルクロが当たってしまうようなトウメインの課題では微妙ですが。

アドレナリンスラブ

最後に折角のチャンスなので、ブースティックと言えばの動画を。関西最難スラブ「アドレナリンスラブ(二段)」の完登動画です。

Jはスラブがダメ、というイメージを払拭する数少ないチャンスだと思ったのであげておきます。

アドレナリンスラブ 二段 北山公園

因みに自分にとってのスラブ靴は

①キメラ
面にも結晶にも乗れるが、特に面乗りが強い。前後ソール分離でフリクションをかけて登るので、足首の力が必要。ボルダースラブで重宝。伴奏者(V13)やNinja(5.14a)などのハードスラブルートでも使用。

②マエストロ
マルチピッチ用のフラットシューズ。結晶にも立てるし、少し窪んだフットスタンスなどにもしっかり立ち込める。コスモスの3ピッチ目(5.12d)、愛情スラブ(5.12b)、Freedom(5.13a)などもこれらでトライ。ジャミングも出来る。

③ブースティック
固めのシューズで結晶の立ちこみ、エッジング性能が抜群。新型になっても十分に性能を発揮している。

ブースティックとの対抗馬がインスティンクトのレース。おろしたての旧型インスティンクトがかなり良かった。新型インスティンクトなら女性用もある。実はかなり気になってるシューズ。

スラブも好きだから!全然完登出来てないけど!

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