バロン「早く、早く、早く!本物は一つだけだ!」
雫「どれ? どれが本物?」
バロン 「早く、早く、早く!」
雫 「ああ。キャーッ!」
day 5
ツーリングはほぼ終え、残る旅路は小樽〜札幌
この日は小樽で優雅に過ごす
初っ端からロウソクの灯りのみに囲まれた古倉庫でモーニングという中々の優雅さ
無精髭ですらダンディズム溢れる空間
そこからオルゴール堂にてをオルゴールを探し回る
これでもかってくらい理想の曲とデザインを探し回る
ここはさながらラピスラズリの鉱脈
堂内を駆け回ってはオルゴールを手に取り、裏地に書かれた曲の音を確かめては、より理想の原石を探す旅
捜索時間、実に2時間。。
ただ黙々と
懸命に探すH氏
終いには別館にまで移動
渡したい相手がいるのだろう
自分は最終的に「君をのせて」に曲を絞り (ほぼ確実にこの曲はある)、悩んだ末メルヘン溢れるものより、無骨だけど可愛げ溢れるボルタにした
このボルタのデザインも30パターンくらいあるから、最後の最後まで迷ったぜ
仕事のトラブルが絶えないので、トラブルショットのボルタに決めた
六花亭のシュークリームを食べ、パイプオルガンの演奏を聴くことで、確実に2015年上半期で最も優雅な日になった
オルゴール堂を出た後はニッコウニッカウィスキーの工場へ
突然行こうってなったけど、行けば昔ながらの工場で、色んな設備が見れる
拝観料無料だけど、メッチャ楽しめた
樽作りからこだわり、15年熟成されたウィスキーの香りがたまらん
ウィスキー殆ど飲まないけどすげー飲みたくなった
が、バイクで来ているため試飲出来ず!
無念
お土産のウィスキーだけ買って去る
近所の飯屋で海鮮丼
いつも色々と盛られたものを選んでいたが、敢えてイクラ丼
たまらんわ
しかし風邪もピークとなり、倒れるように寝る
机にうつ伏せて寝ている間にHさんが宿を抑えたところで移動開始
小樽の将軍塚、天狗山へ
実にいい景色を見た
男二人でロマンチックな景色を見ても何なので、ワンピースチックな写真撮ったり、芝生を滑り降りたりして遊んだ
札幌へ移動
大自然を全身で感じて来たけど、ここに来て北海道の都会っぷりに驚いた
ユースホステルでチェックインを済ませ、いざM村さん行きつけのススキノへ
バニーガール達を横目に見つつ、ユズさん一押しのダルマへ成吉思汗(ジンギスカン)を食べに行く
本店も支店も激混み!
Hさんと今後を語りながら1時間並んでいざ実食
美味すぎる!
海鮮で攻めまくってた舌に久しぶりの肉汁感!
そこまで脂っこくなく、歯応えもいい感じ
大量のタマネギも風邪に効きそうでよし
ススキノを満喫したい気持ちに反して、ユースホステルにまさかの門限が設定されてたので終電で帰宅
ドラッグスターに乗り過ぎて姿勢がついつい偉そうになるH氏
day 6
最終日
札幌観光
とにかく、北の大地を巡って思ったことは
自然の恵みと聖恩(天皇の恩恵)は無彊である、ということである
まず大通り公園から
大都会の真ん中に伸びる素敵な癒しスポット
コンビニで朝食を買って、木陰のベンチで朝飯
これもまた優雅
続いて北大
デカイ
とにかくデカイ
構内をバスが回ってる
自然溢れるキャンパス
レインカバーをつけたザック背負った二人組の場違い感が半端じゃない反面
これだけ自然が溢れてれば都内の大学よりかは親和性が高いのでは、と
食堂で牛トロ丼を食べ、大志を抱くことを誓ってからキャンパスを離れる
食堂で最後の観光地を決める
いざ、モエレ沼公園へ
北海道ツアーどころか、今この瞬間まで存在を知らなかった観光地であり、知り合いの道産子にオススメスポット尋ねても名前の出てこなかった場所である
が、
期待以上の名スポット、かつ想像を絶するスケールの公園だった
希代の彫刻家「イサム•ノグチ」が30台くらいのとき(詳細は忘れたが)に、その身に走り抜けた衝動、夢、野望
「地球を掘りたい」
その想いを叶えたのがこの公園であり
大志を抱くとはこういうことか、
そう思わざるを得ない場所だった
何でも彫刻家として生きているうちに、究極の被彫体は地球なのでは、と感じたそうな
究極のボルダーは地球そのものだ、と言わんばかりの発想である
そしてイサム、ノグチが生きている間には完成しなかったというあたり、ドラマチックでもある
ガラス張りピラミッド型の施設を見学し
高台へ
札幌の街を一望して、帰路へ着く
実にスムーズにバイクを返却し
最寄り駅まで送ってもらい
ついでに散髪して、新千歳空港へ
土産買ってラーメン買ってHさんとまた行こうぜって話してからの解散
6日間のツアーで、風邪も引いたり、行き先変わったり、おそらくゲイに間違われてたり、色々あったけど間違いなく旅と呼べるツアーで最高やった
北海道ええとこやった
帰宅後、自分の原チャの狭苦しさとオモチャ感と物足りなさに暫く苦しんだ
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