9/26
この日はひたすら寝た。
理由は昨日の疲労と、朝のうちに洗濯をする予定だったからである。
最初は自分も起きたが、結局ZとKenに任せて爆睡していた(; ̄ェ ̄)
本当に申し訳ない。
そして午後からUpper Chaosへ。TopNotchをやりにいく。
駐車場からノンストップで歩いて1時間ちょい(´Д` )正直しんどいが、過剰なまでの睡眠とBCAAのおかげで意外と体は動く。
核心は一発で成功。二手目から繋げて来ても成功。。かなりいい感触だ。
この前見つけたムーヴで二手目が驚く程安定している。
だが同時にどこか体に重いものを感じる。
…不安は当たった。あれ程に安定していた一手目が止まらないのである。
そのうち体もあったまって止まるだろうと思っていたが、やはり止まらない
一度だけ止まったが、核心直前にてすっぽ抜けてしまった。
そこからはひたすら一手目が止まらず、塞がった指もまた血だらけの状態に。
そしていよいよ左手の人差し指から血が出た。左手カチからのランジが核心のこの課題は、ここが死んでしまうともう不可能なのである。
どうあがいても血でぬめる始末。完全に不可能となった。超越したカチ力やクライミングセンスがあれば可能かもしれないが、そんな力を持っていたらとっくに登れている。
というかJadeをトライしている。
結局断念することになった。
この課題は一つの岩に一つだけ引かれた、非常に綺麗なラインで、見た目、難易度、ムーヴ、そして標高と紛れも無く今までトライして来た課題の中で最高の課題の一つだった。
それだけにこの敗退は非常に悔やまれるが、これからクライミングを続けていけばこんなことは多々あるだろうし、かといってSpotのコンペやHalletまでのハイキングを後悔しているかといえば、そうでもない。
折角来た海外ツアーだから、全てを満喫して帰りたいという気持ちが常にある。
あくまで貪欲に自分の欲を満たそうと攻めた結果がこの敗退なわけで、それでこのツアーは残念だった、なんてことにはしたくない。
もちろん、あれだけの素晴らしい課題で、各ムーヴも安定して出来てるとなれば、直ぐには気持ちを切り替えられない。
帰国した今でも大分引きずっている。
それでもとにかく、one of the hardest moveが出来たということ、そしてこのロッキーマウンテンを楽しみ尽くせたことを再認識し、またこれからもっと強くなろうと思う。
そして、また同じような状況があったとしても、Halletまでハイキングする人でいようと思う。
貪欲かつ潔く!
をモットーにこれからもガンガン登り続けるクライマーでいます。
最後に、四度もこのハードなアプローチに付き合ってくれたKenと、Lowerとの分岐で遅くまで待っててくれたZには本当に感謝してる。
コメント
ええ話やの~(ToT)
また話聞かしてな。
ありがとう~
そしておかえり!
たまにはクライミングについてマジメに書いてみたよ。
そしてこれからマジメにカチトレする!