【Sintra】新年トラ年はシントラボルダーから

Portugal

登りはじめはイギリスのグリッドストーンだが、直近の話からしていきたいと思う

当初の予定は

①ワーホリ終了に合わせてEU圏外へ行く

②もう一度EU圏内に戻る(通常の観光パスポートに切り替え。滞在は90日間まで)

(※厳密にはシェンゲン協定内外)

だった。そして直でスペインに戻れるかどうかが何やら怪しかった。

そこで一度イギリスの友人を訪ねつつ、その後はフランスへ行く予定だった

ところが突如フランスがイギリスからの渡航を完全封鎖

まだまだコロナの脅威は続くらしい

そこで急遽ポルトガルに行き先を変更

どこか登れる場所はないかと探したところ、なんと電車で行けるエリアがあった

その名もSintra Boulder

課題は1200越え

さらにインスタの @sintraboulder、のホームページを見に行くと、レンタルマットもありとのこと

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Boulder Sintra
ESCALADA DE BLOCO NO PARQUE SINTRA / CASCAIS: FOTOS + TOPO + INFO + NOTÍCIAS

1日15€、2日で25€

何よりトポが気になったので、クライミングジムで衝動買い。メッチャ分厚い。

最高グレードは8a+だが、大量のプロジェクトが公開されている

これは行くしかない

というわけで週末はSintraへ

1/15(土) マットの受け取り場所について相談していると、「その日はうちらもシントラ行くから乗ってくか?」との返信

お言葉に甘えて同乗する

リスボンから一時間ほどでPRISON BREAKボルダーへ

めっちゃカッコいい

エリアは基本的に森の中で、印象としては熊野ボルダーみたいな感じ

ただ開けた丘の上にも岩が広がってたりする。

岩質は花崗岩 結晶の粗さもエリアによる。

トヨタ並に荒い岩もあれば、砂岩っぽい表面の岩もあり

早速Prison Breakの7C+ (V10)をトライ

出だしに大きいムーヴがあってからの、リップ奥のホールド取りが核心

一度リップマッチで落ちる

しっかりと受け身も取れたはずなのに背中がむち打ちのような痛みに…

ここから前かがみになるたびに痛みが走る。靴を履くときだけ痛い

そこまでハイボルダーでもないのにこうなってしまうとは。本当に体にガタが来てる

気を取り直して次のトライで完登

そして横の”Pena Perpetua”と呼ばれるプロジェクトへ

クリス、パトリックと一緒にトライ。出だしのランジが圧倒的核心だが、背が高いとフックをかけたままホールドに届くという

その代わり次のムーヴが悪い。パトリックはランジ後のムーヴに苦戦

ムーヴが全て整い、何度か飛んでランジを止めたトライで完登

おそらく8a(V11)くらいだが、7C+かもしれない。何はともあれムーヴもラインもカッコよく、長年のプロジェクトだったということで非常に嬉しかった

そしてこれだけでは終わらず、この壁の下部に見事なガバ穴があり、シットスタートのプロジェクトがある

こちらもトウフックや足ジャムを駆使しながら、どうにかムーヴを解決

繋げてきてのランジがたまらんルート

初登を狙うもランジで指皮をえぐり大量出血したので終了

あまりに良いラインなので、急遽ポルトガル滞在を引き伸ばすことにした

その後は近くのTalismaプロジェクトへ

こちらも絶妙にホールドが続いていて、体感的にも8B(V13)くらい

まさかの最後に核心が来る。大体のムーヴをばらして終了

ちなみにV13くらいの真っ向系ムーヴをこなしたあとに小川山の豊かの海みたいなマントルが待ち受ける直登プロジェクトもあり

ポテンシャルが高い

 

1/17(日)

指皮は死んでるが2日マットを借りたので再びシントラへ

この日は駅からメインエリアの一つ、アルバラシントラへ歩く。リュックひとつで駅から1時間半くらい

するとリチャードから「席空いたから途中で拾えるよ」とのメッセージが。もう大分坂のぼったんやけど。。。

駅前のシントラ宮殿
絶景を楽しみつつ

というわけで途中で拾ってもらい、アルバラシントラへ

道沿いの簡単な岩でアップしたあとはMitoへ

とあるクライマーが初登し、大体の岩の場所を書き残したものの、そこから数年間岩が見つからなかったというストーリーのあるライン

荒々しい花崗岩のハングに、マイルドになったが幅広のダイクが斜めに走るライン

これはかなりカッコいい

というわけで気合を入れて看板ルートのMito 7Cをフラッシュ。細かいスロットカチを保持する日本人向けのルートやった。

そしてシットダウンプロジェクトにトライ。こちらも試行錯誤を繰り返しなんとかムーヴは完成した

いかんせん花崗岩に指皮を殺されていたので、つながる気配はない。

それでもひたすらトライ

Mitoのスタートホールド取りまでは来れたので、可能性がありそう。どうにか滞在中に登りたい

次にTwlight 7C+をトライ。この岩もまた奇抜な形状

ムーヴがトリッキーな好課題。フックを切りながらリップに飛び出る動きは現代風で面白かった。

最後にエリアを移動するも、体は終わっていたのでほぼ見学で終了。このエリアは細かいポッケがたくさんある砂岩みたいな岩質だった。

この岩は7aくらいの名ルートがかなり充実

同じくツアーで来ていたベルティとテーピングぐるぐる巻きにしながら2日登って朽ち果てた

来週は気合入れてハードプロジェクトを狙う

果たしてオレはバルセロナに戻れるのか。。。

補足

Sintraボルダーのエリアの一つに海岸沿いでかつマットがなくても遊べるエリアがあり、電車代も高くないので(リスボン市内からシントラまで片道3€弱)ポルトガルに立ち寄ったクライマーにおすすめ

なんならジムに行くよりもコスパがいいかもしれない

壁は北向きなので、夏でも遊べるとのこと。8a+まであり、プロジェクトも数本

行きたいけど、時間が足りない。。。

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