【Fontainebleau】豚毛と砂岩の森・フォンテーヌブロー①

Fontainebleau

週末弾丸ツアー「フォンテーヌブロー」

スペイン滞在中に行きたいと思っていたボルダーツアーが遂に実現した

きっかけはシャルマジムで登ってた時にエデュが「来週末ブローに行くんだけど、ジュンも行かないか?」と声をかけてくれたこと

唐突な誘いなので行けるか分からなかったが、色々調べていたら入国も問題なく、仕事も調整可能となり、思い切って行くことにした

タルガソンヌと同様に沢山登ったので一本の動画にまとめました

Fontainebleau Tour 2021
iMovieで編集すると画質が落ちるのがやっかい

 

そして今ツアーのパートナーはフランス在住の「おかずさん」。基本的にどの課題も完登直後の様子まで撮影してくれていた

折角撮ってくれた素材なので、完登前後の様子なども分かるようにしっかり収録することにした

完登動画とはつい何度も見返してしまうもの。打ち込んだラインや制限時間ギリギリで登れたラインであれば動画を見返すことでジワジワと完登の実感も湧いてくる。憧れの地で名高い巨岩たちを矢継ぎ早にハイテンションで登り続けるJ。ご満悦の様子を余すことなく一本の動画に纏めてみて一つ想った・・・

 

クソ恥ずい

何なんだこいつは。

いい加減ゲシュタルト崩壊しそうだ。自分が。そろそろキツイ。テンション高すぎるだろう。頼むから横にBan☆Show Dai-Juがいて欲しい。相対的に落ち着いて見られたい。

 

本当にWEB上に残していいのかこの動画は。せめて勝手に編集されて「恥ずかしいところ使われちゃいましたね。」と躱したい。淡々と登っているところだけを載せて「昔のクライミング動画ってのはだいたいこんな感じだったんだよ。」ってうそぶきたい。

改めて動画作成している人たちって凄いことしてるな、と思う

見直してみても「やはりカットすべきだったか」と思うが、「どうせスペインにいるし」というよくない免罪符がチラつき、ひとまずアップしました。10年後くらいに黒歴史になってそう。

こんな素材を残したおかずさんにも責任を少しだけ転嫁しつつ、フォンテーヌブローのボルダリングの素晴らしさが伝わると幸甚です。

そんなツアーの始まりは10/7(木)、仕事終わりにすぐさまバス停へ。夜行バスでパリへ向かうところから始まる。

道中は大きなトラブルはなかったが、バスに乗り込むと指定された席とその隣の席にすでに女性が座っており「このバスはどこに座ってもいいのよ」と言い切る。

そんなバカな、と思いながら適当な席に座っていると、案の定オレの隣に座るはずだった人がやって来て、先程の女性とメチャクチャ揉めてる。一瞬「これがスペインかぁ」とも思いそうになったが、多分関係ないな

10/8(金)の朝、パリに到着。ふと外を見ると「怪獣8号」の広告がビル一面に。Mangaって凄い

手早く駅へ向かうが、ブロー行きのチケットがどこで買えばいいか分からない。一瞬特急のチケット(25ユーロくらい)を提示されて焦ったが、鈍行の8ユーロくらいのやつがある。

そして14時ころにアヴォンの駅に到着。駅にも怪獣8号。MANGAって本当に凄い…

おかずさんと無事合流。なんとアゲハ(北山公園)を登ったときぶりで、約10年ぶり。びっくりだわ。

すぐさま気になっていたSatan Helvet 8B+がある岩へ。

ザ・ボルダーって感じの良い岩!まずはグレードも分からないカンテラインでアップ。最後スラブに立ち上がるときがハラハラする良作!BOOSTICのつま先信じて立ち上がった

そしてSatan Helvet 8B+をトライ。悪い。シンプルにガストン止まらん。右抜けのMorgana 8aに切り替えたが、こちらはどうしても浮き上がってくる体を抑えきれず、登れそうで登れないトライが続く。

すると右手中指に亀裂が発生。スタートで握り込むこの課題はピンポイントでえぐってくる。初日にやる課題でもなかった

チェックインの時間もあるので撤収。後半はヒールのかかり具合も良くなって可能性を感じていただけに結構悔しい。またいつか来れるのか。

夕飯はスーパーで簡単にインスタント食品とビールを買ってホテルのロビーで晩酌。このクライミングに全振りしてる感じがいい。

 

2日目 10/9 (木)

Cuvier (キュビエ)へ

ほぼ下調べなしで来たので「とにかくカッコいいラインを沢山登りたい」というJの願望をおかずさんが叶えてくれた

ビッグ4と呼ばれる7Cたちを討伐しに向かう。

密集度高め。しかし暑い。陽のあたり方が凄い。Big Boss 7C (V9/10)は見事な被り方しとる。初っ端の右手アンダー解除で振られすぎる問題があったが、なんとなくポジションを調整していい感じになった

するとここでTiba(ティーバ)とJorg(ユルグ?)というオランダ人のコンビが。まさかのTibaという女性の方がBig Bossをトライしていた。

オランダの代表クライマーであり、片手懸垂が2回出来るらしい。ホンマに良い子やった。

そしてBig Bossはユルグのスポットもあり、上部のパートも無事突破。出だしの振られは、実際には横の岩にあたってないんだけど、あたってるとしか思えん動画になったのがやや残念。まぁそんなこと些事で、かっこいいラインを1本登れて満足。

次にBig Golden 7C+ (V10)。こちらも申し分なく陽があたっている。それでもお構いなし。とにかくトライする。

するとティーバは以前来たときに登っているとのこと。ホンマに強いやん。

アドバイスを聞きつつ、トゥフックムーヴを発見し、気合で登りきった。各パートのムーヴや緊張感含めて超名作やった。ビッグ4の中でもお気に入りのライン。

昼過ぎになり、みんなして昼寝タイム

その間にアンダー引きからの一手が核心のGluttony 8a+を狙うが、ここで中指が裂けた。

血が止まらないのでJも昼寝。

フォンテーヌブローの森、気持ちよすぎ。美しいものに気づいてしまう。ボルダリングに出会うまで、美しいものに気づかずにいた。知らなかった、というのとは少し違う。僕はたくさん知っていた。ただ、知っていることに気づかずに居たのだ。

とか言っちゃいそう。

陽が傾いて、少し涼しい風が森と岩の隙間を通り抜けたころ、もう一度ビッグ4の岩に戻る。

Tristesse 7Cをトライする

パッと見、全然登れなさそう。

ティーバとおかずさんのビッグボストライを応援する傍ら、裂けた中指にテーピングで蓋をして、のんびりとトライする。

以外にも縦ピンチは一発で止まったが、そこから左上の棚が遥か彼方。おかずさんと喋りながら、右手たてピンチ、左足乗り込みがアゲハに少し似てることもあり、「とにかく左足に乗り込んでみる」と伝え、再度トライ

取り先もろくに見ず、ひたすらつま先に力を込め、限界まで体を左に持ってきてから、低い位置にある左手を離す。するとあとほんの少しの距離にまで来ているらしく、そのまま壁に添えただけの左手を延ばし続けると、棚に手が届いた。

突然の核心突破に慌てふためくが、呼吸を落ち着かせてホールドを探っていくと、そのままマントルも返せた

というわけでまさかの完登。一番可能性を感じていなかったラインが、一番少ないトライで登れた。クライミングは本当に分からない。

そして課題名Tristesse (悲劇)の通り、これだけ完登動画なし。まぁ楽しかったからよし。

いよいよ最後の一つ、Fourmis rouges 7Cに挑戦。

昼間は滑りすぎて訳わからなったが、夕暮れになるとマッチ出来なかったホールドがマッチ出来る。

そして気合のキャンパスを決めて、無事完登。

完全に満足。出し切った

と、思いきや、ユルグとティーバから「ラスト1コね!」的なこと。Atresie 8a (V11)を入れてビッグ5らしい。

そして超スローパー課題だった

Super Friction TimeのTシャツを着ていると、SFTだから行けるよ!とティーバも言ってくれた

が、敗退。カンテにかかりを感じれなかった。冬になれば違うのだろうか

 

何はともあれ歴史ある4部作を登れて最高の一日だった

ホテルに戻ってお決まりの晩餐。応援する選手が増えたので、次のワールドカップが楽しみという話をした

参考

①Wild Flower Climbing Gym

TibaとJorgがオランダに新しいジムをオープンしたとのこと。しかも、本格的に強く、うまくなりたいザ・クライマー向け、らしい (Non Profitとのこと)

オランダに行った際には是非

②羊と鋼の森

好きな本。改めて読みたい。

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